機能と効果(簡易版)

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何らかの「製品」の機能を説明する場面でよく出てくるパターンに「機能と効果」というものがあります。

たとえばガスバーナーを使ってスシの表面を炙って焦げ目をつける場面を考えます。このとき、ガスバーナーは「製品」であり、スシはその製品を使う「対象物」です。このように「製品」と「対象物」の関係を考えると、「機能」は製品自体が持っている働きであり、「効果」はその働きによって対象物に与えられる変化のことを言います。

「機能」は製品に内在するもので、対象物が何であっても変わりません。ガスバーナーは「炎を吹く」ものであって、急に「水を吹く」ように変わったりはしないわけです。

一方、「効果」は対象物によって変わります。スシのような食品ならば「炙り、焦げ」が効果になりますが、ガラスのようなものなら焦げずに溶けるので「溶解」とするのが適当でしょう。

というわけで繰り返しになりますが一般化すると、「製品」が持つ働きを「機能」と呼び、それが「対象物、用途」に対して与える何らかの変化のことを「効果」と呼びます(「対象物」が見て触れる「物」ではない場合は「用途」などほかの名前で呼ぶ方が良い場合があります)。

この構造は非常によく出てきます。

ところで、「機能と効果」を分けて考えるとどんな良いことがあるのでしょうか? その答えは「機能と効果(詳細版)」にて。

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